俳優の井上真央さん（35）が、主演映画『わたしのお母さん』の公開記念舞台挨拶に、共演の阿部純子さん（29）とともに登壇し、撮影を振り返りました。

映画で井上さんが演じたのは、苦手だった母と急な事情で同居することになった主人公・夕子。複雑な感情を抱えながらも、葛藤を乗り越えて、前へと進む姿を描いた母と娘の物語です。阿部さんは夕子の妹を演じました。

井上さんは、印象的だったシーンについて“母と妹（阿部さん）と3人で旅行に行き、妹と温泉に入る場面”をあげ、「楽しかったですよね。妹が頭まで浸かって一瞬消えるシーンがあるのですが、阿部さんが『浮いてきちゃう（笑）』と（言いながら）何度も挑戦していて。妹の天真爛漫さが良く出ていました。妹とのシーンは楽しすぎて（笑）でもそういう役ではないので、楽しくなり過ぎないように気を付けていました」と撮影を振り返りました。

また、作品について「親子の関係が、こうあるべきだと提示している映画ではありません。色んなカタチがあるということが、皆さんに伝わって、何か自分の中で親子の関係だけではなく、凝り固まったような考えが、少し解放されるような瞬間があったら嬉しいです」と思いを語りました。