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寺島しのぶ、実際に髪をそった出家シーン 「そったことで心の動きを感じ取れた」

2022年11月12日 22:10
寺島しのぶ、実際に髪をそった出家シーン 「そったことで心の動きを感じ取れた」
寺島しのぶさん
俳優の寺島しのぶさん(49)が12日、主演映画『あちらにいる鬼』の公開記念舞台挨拶に、共演の豊川悦司さん、広末涼子さん(42)、廣木隆一監督とともに登場。寺島さんが、実際に髪をそって臨んだ出家シーンについて裏側を明かしました。

映画で寺島さんが演じたのは、99歳で亡くなった作家で僧侶の、瀬戸内寂聴さんをモデルにした主人公の長内みはる。作家の男性と、その妻との特別な関係を描いた物語です。

みはるが出家するシーンでは、実際に髪をそって臨んだという寺島さんは「やるからには廣木監督のためにそるかと…。監督も剃髪(ていはつ)をしているようなものなので、『僕もいるから』みたいな感じで励ましてくださいました」と冗談を織り交ぜて語りました。

また、寺島さんは共演者からの反応について「豊川さんは『そった後の頭に、呪文が書いてあったら面白いね』と、ピリピリしている中でも、柔らかい言葉をかけてくださって。広末さんは、そった後の頭をクリクリと触ってくれたりして楽しかった。実際にそったことで、より心の動きを感じ取ることができて、そって良かったと思います」と撮影を振り返りました。

豊川さんは「絶対、彼女だったらやるだろうと思った。とても男前の人なので。(寺島さんが)ウジウジと言っていた時期もありましたが、そう言いながらも結局はやるだろう」と確信していたことを明かすと、寺島さんは「それが、もうプレッシャーでしかなかったんですよ!」とツッコミを入れて、会場の笑いを誘いました。

映画『あちらにいる鬼』 全国公開中
配給:ハピネットファントム・スタジオ
(c)2022『あちらにいる鬼』製作委員会