生活の中の「じわじわ」を表現 デザイン学科の学生たちの作品展
生活のなかで「じわじわ」と感じる瞬間ありませんか?いろんな形で「じわじわ」を表現する作品展が熊本市で始まりました。
7日から始まった作品展、「じわじわ」。
【字は字は】(宮﨑拓也さん)
さまざまな書体で手書きされた漢字の「字」で表す「字は、字は、」。
【口になる】(北平涼子さん)
じわじわじゅわ~と口の中に広がるたこやき。複数の画材を使い、艶はラップで表現しました。
崇城大学デザイン学科の学生や教員など19人の作品を展示しています。
■平井友莉アナウンサー
「じわじわをテーマにした今回の作品展。中にはこのように手にとってじわじわを視覚化することもできます」
【こころの等高線】(小佐井友理さん)
時間の流れを砂に見立て移ろいゆく日々を表現しました。
【嗅いだ方が悪いの?】(夏野真衣さん)
若者らしくSNSから着想を得た作品も。「新しいタンブラー買った」と書いてありますが、本当は、「新しいネイルを見せたい」。明言せずにそれとなく思わせる「匂わせ」をタペストリーに。
■4年 夏野真衣さん
「若者がよく使う、匂わせという手法を大人の世代の方にも広めて、コミュニケーションのきかっけがより多く広まればと考えて作っています。コミュニケーションの手法はSNSが主体になっている。日常の中にどんどん浸食していて、じわじわという部分を作品につなげています」
【共存】(松村茉裕さん)
寿司のような作品の材料は、じわじわと海を汚す海洋ゴミ。上天草市の海岸に15回以上足を運び、集めて作りました。
■4年 松村茉裕さん
「長年放置されていたのか、拾った瞬間ばーっとびっしり貝がついていて、これが一番驚きました」
Q軍艦につかえると思った?
「完全にビビビときました。いろんな人に意識を向けてもらって、ゴミを海に捨てないようにしてほしい」
思い思いの「じわじわ」を感じる作品展。11月19日(日)まで、熊本市中央区のSOJO GALLERYで開かれています。※入場無料