気分は葛飾北斎?世界に一つだけの浮世絵はがき 子どもたちが富士山に思い思いの色付け
文化の日の3日、子どもたちにアートに関心を持ってもらおうと、熊本県立美術館でワークショップが開かれました。
熊本市の熊本県立美術館。文化の日に合わせて開催されたのは、小中学生向けのワークショップ、その名も「子ども美術館」です。この日は高校生以下が入場無料ということもあり、会場では名画を鑑賞する親子連れの姿もみられました。
ワークショップの目玉は、9組の親子が参加した「浮世絵はがき作り」。
まずは学芸員から葛飾北斎の富嶽三十六景をモデルに、さまざまな色を使って仕上げる多色版画の技法について学びます。
■熊本県立美術館 金子岳史学芸員
「西洋から伝わってきた顔料で、この深い青色が伝わってきたことによって、波と富士山をきれいに表現できた」
版画の歴史を学んだ後はいよいよ、はがき作り。ゴム版に彫られた浮世絵の富士山に、好きな色をつけていきます。
そして、はがきを押しつけてゆっくりめくると…。
♪ハガキをめくる子ども
「おお、きれい~」
空の部分も色付けして、手作りの名前のはんこを押せば、世界に1つだけの浮世絵はがきの完成です。
■参加した子ども
「きれいにできて、うれしかった」
「楽しかった」
「ばれんでこするところが楽しかった」