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<小正月の伝統行事>子どもたちが1年の豊漁を願う『ささよ』 ”大漁旗”を持ち主の家に届けながら唄い込む(宮城・南三陸町)

2025年1月16日 8:00
<小正月の伝統行事>子どもたちが1年の豊漁を願う『ささよ』 ”大漁旗”を持ち主の家に届けながら唄い込む(宮城・南三陸町)

宮城・南三陸町では、子どもたちが1年の豊漁を願う「ささよ」が、15日行われた。

歌い込み)「ササヨ、ヨイトコラ、ヨイトナエ」

「ささよ」は、南三陸町歌津の寄木地区に、江戸時代から250年以上続く小正月の伝統行事で、町の無形民俗文化財に指定されている。

今年は、5人の小中学生が参加。

正月の間、漁船に飾られていた大漁旗を持ち主の家に届けながら唄い込みを行い、今年1年の豊漁や航海の安全を祈願した。

住民
「子どもたちが元気いっぱいですごく頼もしくて、今年も1年良い年になりそうだなって感じでした」

「大将」と呼ばれる年長の子どもが、お菓子やご祝儀をもらうと全員で分け合う。

大将を務めた中学3年生の畠山佳士さんは、今年が最後の参加となる。

来年は、小学1年生が2人加わり6人の参加が見込まれている。

大将を務めた歌津中学校3年・畠山佳士さん
「9年間を通して、だいぶ成長できたなと思っていて、(来年は)後輩の人数が増えるので、しっかりできるように頑張ってと応援のメッセージをあげたいです」

子どもたちは、15日夜まで地区の40軒ほどの家を回った。

最終更新日:2025年1月16日 8:00
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