「范曽」「竹久夢二」企画展 夢二郷土美術館
書や詩にも通じた中国人画家「范曽」と、美人画で名を馳せた岡山出身の画家「竹久夢二」の作品を同時に楽しめる企画展が、岡山市で開かれています。
岡山市中区の夢二郷土美術館には、初代館長を務めた松田基さんが生前に集めた范曹と夢二の作品123点が公開されています。
范曽の作風は「益荒男」、一方、夢二は「手弱女」。全く異なる世界観を持つ2人の描いた同じテーマの作品が、見比べられる様、並んで展示されています。
また、夢二の作品には小学3年生から高校2年生までの13人の「子ども学芸員」が、1年以上かけて調べた解説文を付けています。この内、小学4年生が書いた「青い酒」の解説文には「テーブルに置かれたお酒がメロンソーダに見える」と、子どもならではの目線で、観る人を和ませます。
新たな視点で作品を楽しめるこの企画展は、3月9日まで夢二郷土美術館で開かれています。
最終更新日:2025年1月24日 15:14