浮世絵で語り継ぐ源平合戦 香川県立ミュージアム
平安時代末期の源平合戦をテーマに描かれた屏風や浮世絵などを集めた企画展が、高松市で開かれています。
香川県立ミュージアムで開かれている企画展には、源平合戦をテーマに描かれた作品など、およそ20点が展示されています。
この内、江戸時代に描かれた屏風絵。義経の家臣、佐藤継信が弓で射られる場面など、屋島の戦いのエピソードがちりばめられていて、物語を読み解くように味わえる作品です。
また、弓の名手だった那須与一が扇の的を射落とす名場面を描いた作品は、作者の邨田丹陵は歴史画を多く残した画家で、武具や衣装の色合いまで平家物語に忠実に描いています。
語り継がれる源平合戦を作品を通じて知ることが出来る、この企画展は、前期と後期で一部の作品を入れ替えて、来月(12月)22日まで開かれています。