北杜市の美術館で動物画家・薮内正幸さんの素顔に迫る企画展が開かれています。

　北杜市白州町にある「薮内正幸美術館」で開催中の開館20周年を記念した企画展「素顔の薮内正幸」。

荒木キャスター
「緻密なタッチの動物画で知られる薮内さんですが、今回の展示は全てプライベートで描かれたもの。中にはこんな乗り物の絵まで展示されています」

　会場に並ぶのは、薮内さんの何気ないスケッチなど約80点。

　仕事の休憩中に気分転換として描いたという猛禽類のイラストや絵だけでなく解説文まで写し取った動物の専門書の模写、妻・幸枝さんと交際中にラブレターに添えた可愛らしいイラストなど。

　仕事とは関係なく、日常的に描かれたものばかり。

　動物画家としてではない、絵と動物が大好きなひとりの人間としての素顔を伺うことができます。

薮内正幸美術館 薮内竜太 館長
「子どもの時からあり得ない数の絵を描いているんです。とにかく起きている間は様々な絵を描いていた。手元にペンがあれば絵を描いていた。筆休めに筆を持つ。絵を描き続けた人間ですので、どんなことでも好きなものを見つける。そういったことは大切なのかなと思います」

　この企画展は7月16日まで開かれています。