3日、中国政府が半導体の原材料となるガリウムなどのレアメタルの輸出を規制すると発表したことを受け、西村経済産業相は、中国側の意向や運用方針を確認する考えを明らかにしました。

3日に中国商務省は、「国家の安全と利益を守るため」として、半導体の材料となるガリウムやゲルマニウムを8月1日から輸出規制すると発表しています。

西村経済産業相は閣議後の会見で、中国側の意向や運用方針を確認するとしたうえで、「仮に我が国に対して、WTO等のルールに照らして不当な措置が講じられているとなれば、ルールに基づいて適切に対応したい」と述べました。

国内の半導体メーカーなどの生産に支障が出る可能性もあり、経済産業省は、どのような影響あるか精査を急ぐとしています。