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円安加速や値上げラッシュに対抗 “激安”スーパーや“290円”弁当店に100円ショップは…

2022年9月2日 21:54
円安加速や値上げラッシュに対抗 “激安”スーパーや“290円”弁当店に100円ショップは…

円相場が24年ぶりに1ドル=140円台をつけ、食品などのさらなる値上がりも心配されます。そんな中で、激安を売りにする店では、価格を据え置く工夫をしていました。

   ◇

98円のドレッシングに、78円のそうめん。さらに、38円のお茶まで… 東京・足立区にあるスーパー「ABS卸売センター」には、格安の商品が並んでいました。

お客さん
「安いから来ました。単刀直入!」

あまりの安さに、お客さんのカゴはパンパンです。

お客さん
「(値上げが)大変厳しいので、家庭に結構影響与えるので、少しでも安く買えたらなと」

今年、値上げされた品目が、すでに1万を超えています。この秋は、春、夏を大きく上回る“値上げ第3波”ともいわれています。

帝国データバンクの食品主要105社への調査によると、今月には2424品目、来月には今年最多となる6532品目、11月には458品目の値上げが予定されていて、これらをあわせると、今年、2万を超える品目で値上げされることになります。

加速する値上げラッシュに、激安を銘打つ「ABS卸売センター」も厳しい状況だといいます。しかし、9月から値上げされているはずのコーヒーの値段が、値上げ前と一緒の価格で売られていました。

ABS卸売センター 唐鎌孝行社長
「1か月ぐらいは、このお値段のまま提供できると思います」

しばらくは、値上げ前の価格に据え置き。これを可能にしているのが――

ABS卸売センター 唐鎌孝行社長
「前買い。仕入れが可能な物については、できるだけ大量に仕入れています」

ABS卸売センターでは、値上げ前に大量に仕入れることで、在庫がなくなるまでは、店では値上げせずに販売しているといいます。

ABS卸売センター 唐鎌孝行社長
「お客様に喜んでもらえるような商品構成・商品価格の設定でありたい」

   ◇

庶民を支える企業努力。あの100円ショップ「ダイソー」も厳しい値上げの中、お値段変わらず、お得なキャンペーンを実施しています。現在行われているのが、一部商品の増量キャンペーンです。(※数量限定のためなくなり次第終了/店舗により取り扱いが異なります)

綿棒やスプーンなど、100円のお値段は変わらず、最大50%増量になっています。本来1足で販売されている靴下も、2足で販売されています。

創業50周年を記念したこのキャンペーン。厳しい値上げの中でも、お客さんに喜んでもらいたいということです。

   ◇

庶民を支える激安店は、東京・葛飾区にもありました。

チキンカツにハンバーグなど、おかずたっぷりの様々なお弁当が並べられていた総菜店「おかず屋」です。お値段はなんと、どれでも290円です。

お客さん
「えっ、290円!? と思って」

しかし、お店にとっては――

おかず屋 小坂綾佑店長
「相当、あの値段の方は……頑張ってます。お店にとっては看板代わりの品物なので」

苦しくても、値段はキープ。ただメインのお総菜については、チキンステーキが180円から200円、から揚げが130円から150円と、輸入肉などを使ったお総菜は値上げしているといいます。

おかず屋 小坂綾佑店長
「もういろんな状況が重なっちゃってて、僕もなんで値上がりしているのか正直わからない」

2日、24年ぶりに140円台をつける円安となるなど、食材のさらなる値上がりが心配されます。ただ、この店を訪れるお客さんは――

会社員(30代)
「僕400円でした、2つ買って。めちゃめちゃありがたいし、また来たくなりますよね」

会社員(30代)
「うれしいですよ、すごく。バッチリです!」

おかず屋 小坂綾佑店長
「苦しさはありますけど、喜んでもらったりとか、いっぱい買って行ってもらって。そこは崩したくないなって思ってます」