日本商工会議所の三村明夫会頭（日本製鉄名誉会長）は2021年度の決算で、過去最高益を出すなど好業績の企業が相次いでいることについて、「個々の企業の努力や円安のメリットで好決算が増えていることを日本人として心から喜んでいる」と述べました。

その上で、円安が日本経済全体のメリットとなるように、「好業績の企業には思い切った賃上げをしてほしい」と求めました。

さらに、取引先に支払う価格を適切に引き上げ、経済全体に円安メリットを還元させてほしいと述べました。

※11日までに東証一部上場企業（昨年度時点）のうち622社が決算を開示。72％が増益に（2020年度比）。