「新しい資本主義」「骨太の方針」が閣議決定
岸田政権で初めてとなる「新しい資本主義」の実行計画と経済財政運営の方針、いわゆる「骨太の方針」が閣議決定されました。
「新しい資本主義」は岸田政権が掲げる成長戦略、「骨太の方針」はそれを実現するための方策となります。
新しい資本主義の「実行計画」では、人や科学技術、スタートアップやグリーン・デジタルなど4つの分野への投資を打ち出しました。
「人への投資」では、個人のスキルやキャリアアップの支援などに3年間で4000億円を拠出します。
また、貯蓄から投資への流れをつくる「資産所得倍増プラン」を年末にまとめます。
岸田政権発足当時に打ち出した「分配政策」よりも、分配の原資を増やす「成長戦略」に軸足を移したかたちです。
一方、国際情勢の緊張が高まっていることを受け、「骨太の方針」には、「防衛力を5年以内に抜本的に強化する」と明記されました。
実行計画と骨太の方針、いずれも夏の参院選に向け、与党の公約に盛り込まれる見通しです。