子育て中は自分の時間がない…”親がリラックスできる”サービス提供も 少子化対策
政府は13日の会議で、「異次元の少子化対策」の方針案をとりまとめます。こうした中、“親が子どもと一時的に離れリラックスできる”サービスを提供する施設を取材しました。
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東京・江東区にある「有明子ども家庭支援センター」では、親と子どもが一緒に遊んだり、子育ての相談をしたりできる場所です。実は、この施設では独特な取り組みが行われています。
子育て中に少しでもリラックスできるよう、本や飲み物などが用意された部屋があります。
子育て中の利用者
「“30分間子どもを預けられる”とネットで調べていたら出てきて、30分だけでも1人の時間ほしいなと」
睡眠不足になりがちなお母さんが仮眠をとるなど、子どもと一時的に離れて過ごすことができるといいます。
子育て中は、自分のための時間が持てないお母さんが多くいます。そこで、“親がリラックスできる”サービスを提供することで、子育ての負担を少しでも減らしたいとしています。
子育て中の利用者
「長男のイヤイヤ期の対応と、二男が夜起きるので結構しんどい。休養にあてたりとか、すごく助かっています」
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「子育て家庭の多くが孤立した育児の中で悩みを抱えている」として、岸田政権肝いりの「異次元の少子化対策」には、親が働いていなくても、保育園などを利用できるようにする「こども誰でも通園制度」が盛り込まれました。
少子化対策には、他にも「児童手当の拡充」や、「週休3日制度の普及」などを盛り込む方針です。