NTT東日本・西日本で一時通信障害 “特定のデータを受信”で不具合 同じデータでバックアップの装置も機能せず…
NTT東日本・西日本のインターネット接続サービスやひかり電話などで起こった大規模な通信障害。両社は、3日夕方、会見を開いてあらためて謝罪し、通信障害について説明しました。
原因は、特定のサーバーからデータを受信したことによって引き起こされた、装置の不具合だったとしています。
NTT東日本・西日本によりますと、通信障害が起きたのは3日午前7時10分から10時8分までの間で、対象エリアは東京・神奈川・大阪など16都道府県の一部エリアです。
フレッツ光を利用したインターネット接続サービスや電話サービスの「ひかり電話」などが利用できなかったり、利用しづらい状況になったりしました。
インターネット接続サービスでは、東西あわせ最大でおよそ44万件に影響が及びました。
この通信障害の原因は、特定の配信サーバーからデータを受信したことによって「加入者収容装置」という装置に不具合が起こったためで、バックアップの装置もありましたが同じデータを受信し不具合が起き正常に機能しなかったということです。
現時点では、「サイバー攻撃の可能性は低いとみている」としています。
ただ、詳細な原因について解析を進めています。
両社は今回の通信障害について、規模や時間の観点から、「重大事故にあたる」との認識を示しています。