“産地偽装”受け「国産アサリ」表示ルール厳格化
外国産のアサリが熊本産として販売された問題を受け、政府は国産アサリの表示のルールを国内で1年半以上育ったものに限定するなど、ルールの厳格化を発表しました。
水産物の産地表示は、育てた期間が最も長い場所を原産地として表示することになっています。しかし、中国などで育ったアサリを熊本県に短期間保存し、それを熊本県産と偽装するケースが発覚しました。
特にアサリは、大きさでどこで育ったかを判断するのが難しく、政府は海外と国内の両方で育ったアサリについて、国内産と表示するには、国内で1年半以上育てることを条件としました。また、それを証明する書類の保存を求めています。
ただ、書類を行政や業者などに提出する義務はなく政府は業者に書類をもとに産地の確認を徹底してほしいとしています。