夏のボーナス大手平均93万円「賃上げ機運が着実に…」物価上昇は続く見通しも
経団連は、大手企業の今夏のボーナスについて、これまでに集計した平均額が約93万円になったと発表しました。1年前と比べた上昇率は、過去最高となっています。
経団連の調査によりますと、大手企業105社の従業員58万5000人の夏のボーナスは、21日時点の平均で、92万9259円となりました。去年の夏に比べて13.81%のアップで、4年ぶりにプラスに転じました。アップ率は過去最高です。
コロナ禍からの景気回復が進み、多くの企業で業績がプラスとなり、ボーナスに反映されました。
経団連は、「月給もボーナスも賃上げの機運が着実に維持されている」と評価しました。
ただ、物価の上昇は今後も続く見通しの中で、経済を冷やさないためにも十分な賃上げが必要となっています。