G7広島サミットが19日に開幕しました。経済関連分野では、AIや金融不安などのテーマが話し合われました。大神櫻子記者のリポートです。

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科学技術が急速に進化する中、今回のサミットでは生成AIなど新しい問題への早急な対策が打ち出されました。

ChatGPTなど生成AIを含む「デジタル」分野については、幅広く著作物を使うため「著作権の侵害」や、うその情報が拡散することなどが問題となっています。

岸田総理大臣は、「国際枠組みの早期成立に向けて協力を得たい」と表明し、G7各国は国際的なルール作りを進める取り組み「広島AIプロセス」を、今年中に始動させることで一致しました。

また、一連のアメリカの銀行の破綻で、SNSの情報の拡散が預金の流出を早めたことなどについて、G7首脳らは「金融システムのさらなる強化、脆弱（ぜいじゃく）性をしっかり克服していく」「物価の安定に万全を期していかなければならない」と、認識を一致させたということです。

時代の変化が激しい中で、新しいリスクに対応したルール作りが急がれます。