セブン&アイ「そごう・西武」の売却を検討 株主から不採算事業の売却求められ
セブン&アイ・ホールディングスは7日、傘下の百貨店「そごう・西武」の売却を検討していると発表しました。
売却が検討されているのは西武池袋、西武渋谷、そごう横浜など全国に10店舗を展開する「そごう・西武」の百貨店です。
「そごう・西武」はセブンイレブンを展開するセブン&アイ・ホールディングスの傘下にありますが、7日の発表によるとグループの営業利益の98パーセントが国内外のコンビニ事業で、株主から不採算事業の売却を強く求められていました。
日本百貨店協会によると、全国の百貨店の売上高は1991年の9.7兆円からコロナ禍の影響もあり2021年には4兆円台にまで落ち込んでいます。
現在、海外の投資ファンドと売却に向けた交渉を進めていますが、百貨店事業が継続されるかどうか見通しは立っていません。