首都圏のスーパーなどではコメの品薄状態が続いていますが、大手スーパーのイトーヨーカドーでは8月中旬からコメの入荷が不安定になり、「1家族1袋」の販売制限を設けています。それでも、売り切れてしまった棚には「パックごはん」や餅などを並べているといいます。

価格は去年の同じ時期に比べ1.2倍から1.5倍程度になっていて、9月下旬に入荷が本格化する新米に関しても、価格は上昇する見通しだということです。

今回の品薄は、入荷量の少なさに加え、地震や台風などへの備えとして購入する人が多かったことが要因ですが、イトーヨーカドーでは今後、仕入れ方法を見直し、安定的に入荷できるようにしていく予定です。

イオンやサミットなどでも地域や店舗により、品薄となっていて、「1家族1点」などの販売制限を行っています。

各社とも、「9月に入り、新米が出回るようになれば品薄は解消に向かうだろう」とみています。