生命保険大手4社の昨年度決算出そろう
生命保険大手4社の昨年度の決算が出そろった。
住友生命は、本業のもうけを表す「基礎利益」が前年度比6.6%減の3982億円となった。これは、運用によって受け取ることができる額が増減する変額年金保険で将来の支払いに備えて積み立てておく準備金の戻し入れ額が減ったことなどによるもの。
第一生命は、変額年金保険の販売が伸びたことなどから、基礎利益は、前年度比23.2%増の4284億円となった。
明治安田生命は、円安などによって資産運用の収支が改善したことから、基礎利益は前年度比16.7%増の4604億円に、日本生命も、円安株高による運用環境の改善などにより、基礎利益は、前年度比8.4%増の5924億円となった。