昨年度決算 オリエンタルランド減収減益
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの昨年度の決算は、入園者数で過去最高を記録したものの、1人あたり単価の落ち込みから減収減益となった。
オリエンタルランドが28日に発表した昨年度の連結決算は、売上高が前年度と比べ1.5%減となる4662億円、営業利益が3.4%減の1106億円となった。
「アナと雪の女王」をテーマにしたイベントが好調であったことから昨年度の入園者数は過去最高となったが、13年、東京ディズニーリゾートの30周年を記念し行われたイベントが好調だったことから、その反動で客単価が減少したことと、飲食や商品の原価が上がったことなどから減収減益となった。
オリエンタルランドは今年度の業績見通しについて、今月から行っている入園チケットの値上げによる増収を見込んでいる一方、大規模なテーマパーク開発への設備投資などを理由に、減益の予想をしている。
しかし法人税減少などにより、当期純利益については0.2%増の722億円と過去最高を見込んでいる。