２７校中２０校の閉鎖を決めた大手予備校「代々木ゼミナール」は、２６日から受講生らに説明書を発送する。

　「代々木ゼミナール」は２５日、来年４月から全国２７の校舎のうち２０の校舎で受講生の募集を停止すると正式に発表した。「少子化に伴う受験人口の減少や、現役志向の高まりに伴う浪人生の減少」が理由としている。来月から４０歳以上の職員に早期希望退職を募る。

　一方、東大や京大などの主要大学別の模擬試験は継続し、提携先の予備校や高校向けにインターネットで配信している「映像授業」には、今後とも力を入れていくとしている。また、募集を停止する校舎に通う受講生に対しても、近隣の校舎などで継続して指導を行うとしている。

　代々木ゼミナールは２６日から、受講生や保護者に説明書を発送する方針。