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iPhone6発売 中国人押し寄せ混乱も

2014年9月20日 4:23
iPhone6発売 中国人押し寄せ混乱も

 19日、iPhone(アイフォーン)の最新機種「アイフォーン6」が発売された。アップルの店舗のほか、携帯大手3社でも同時に発売。これまでのものより薄く、画面が大きくなったアイフォーン。徹夜で並んだ客は最新機種を手にし興奮気味だ。

 しかし大阪では、アイフォーンを買う列に割り込む中国人と見られる客が続出し、混乱があった。列に並んで待っていた客からは声があがった。

 「ずっと後ろにまじめに待っとったんやで!」
 「おい!帰れや、お前ら!」
 「帰れ!帰れ!」

 さらに午後には警察沙汰も。中国人客が、希望する機種が売り切れていることに抗議。店から「100人くらいの中国人が押し寄せ一部が暴れている」と110番通報があったのだ。

 福岡では、行列の脇に「高額で買い取る」と書いたビラを持ったグループがいた。話していたのは中国語だ。店では1人2台しか買えない新しいアイフォーン。店で新機種を買ったあと、「売って欲しい」と持ちかけられた男性は、約11万円の機種が18万円で買い取られたという。

 そして東京では、新しいアイフォーンを5つや、6つ持った人が何人か見られた。そのうちの1人の男性は、私たちの取材に「友人に頼まれた」と話した。

 アイフォーンを日本で大量に入手する中国人たち。中国のウェブ上には日本で入手したアイフォーンを中国で転売する業者が登場していた。そのウェブサイトには、「日本で直接買って9月22日に発送します」と書いてあった。

 中国ではアイフォーンはどう売られているのか?19日に上海で取材すると、アイフォーン6はすでに売られていて、提示された値段は日本円で約24万円。中国本土ではまだ正規に発売されていない新型アイフォーンだが、香港や日本のものがこうした店で転売される実態があるようだ。

 アップル社は、「再販売目的で新型アイフォーンを購入することはできない」としている。