「都構想」頓挫 自民党大阪府連から中継
いわゆる「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が17日に行われ、開票の結果、反対が賛成を上回った。これにより「大阪都構想」は頓挫することになった。自民党大阪府連から鈴木梓記者が伝える。
自民党大阪府連では、17日午後10時すぎに反対派の会見が行われた。結果が出る前、反対派の議員の一人からは、橋下市長の多大な発進力を振り返り、「よくここまで戦いの駒を進めてこられたと思う」と、そんな言葉も聞かれたが、結果を受け、議員らは声をあげて喜びをわかちあった。
今回反対派は、「大阪都構想」という新しい自治体の形の提案に対し、対案を示して応戦することよりも、いかに「都構想」が不確定な部分や、不安定な要素をはらんでいるかということを訴えることに力を注いだ。
党派を超えた協力体制をつくって、維新の会に対抗してきた反対派だが、自民党の党本部では、そうした共闘態勢に一部非難する声も上がるなど、組織戦を繰り広げるなかでも東京と大阪の温度差が浮き彫りとなる場面もみられた。