麻生氏 首脳会談「中国の経済成長に必要」
麻生副総理兼財務相は、来月のAPEC(=アジア太平洋経済協力会議)で日中首脳会談の開催を目指していることについて、中国側が経済成長を目指す上でも必要なことだとの考えを示した。
麻生副総理は22日、中国の張高麗副首相との会談で、来月、北京で開催されるAPECの際に日中首脳会談を開くことを提案した。第2次安倍政権発足後、日中首脳会談は行われていないが、麻生副総理は双方の経済成長の観点からも首脳会談の実現が重要との考えを中国側に伝えたことを明らかにした。
麻生副総理「日本から中国に対する投資はこの半年で49%ぐらい減っていない?経済成長を目指す上ではマイナスになると、経済がわかっていれば、(中国側も)そう思っていると思いますから」
麻生副総理はこのように述べ、「これから先は向こう側の話」だとして、来月の日中首脳会談実現に向けて中国側の前向きな判断を期待する考えを示した。