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IAEAグロッシ事務局長、処理水放出設備など視察 “勇気づけられる結果”と話す

2024年3月13日 20:43
IAEAグロッシ事務局長、処理水放出設備など視察 “勇気づけられる結果”と話す

来日中のIAEA(=国際原子力機関)のグロッシ事務局長が13日、福島第一原発で処理水の海への放出設備などを視察しました。今までのところ、モニタリング結果にも異常はなく、勇気づけられる結果だと話しました。

グロッシ事務局長は13日、去年8月から始まった福島第一原発にたまる処理水の海への放出後、初めて原発構内を視察しました。

グロッシ事務局長は、去年8月以降に4回実施された処理水放出について、「我々の期待に沿った運用になっている」と述べ、モニタリング調査の結果についても、放射性トリチウムの値が想定より低い値であり、現時点で勇気づけられる結果だと話しました。

ただ、処理水の海への放出は始まったばかりで、最後の一滴まで放出ごとに毎回チェックが行うことが大事だとも強調し、今後もIAEAとして状況確認を続けていく考えを示しました。