自動車大手７社の決算が出そろった。

　６日にスズキが発表した４月から９月の決算で、売上高はヨーロッパやアジアでの販売が好調だったことにより前年同期比４．４％増となる１兆４３０７億円だった。一方、営業利益では円安の効果はあったもののインドネシアやタイなどで減少となったことにより前年同期比０．３％増の９０５億円とほぼ横ばいとなった。

　これで自動車メーカー大手７社の４月から９月の決算が出そろい、円安の効果を追い風にトヨタや三菱自動車、マツダ、富士重工業の４社が過去最高益となった。一方、国内の新車販売に関しては消費税増税後の反動減による厳しい状況が続いていて、リコールの影響などもあるホンダは、今年度の業績予想で最終利益を下方修正している。