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シャープ、スマホ向け液晶パネル2割減産へ

2015年1月21日 13:58
シャープ、スマホ向け液晶パネル2割減産へ

 シャープが、スマートフォン向けの液晶パネルの生産を大幅に減らすことがわかった。中国市場での採算悪化を受けたもの。

 シャープは、三重県にある亀山第2工場で生産しているスマートフォン向けの中小型液晶パネルの生産量を、当面、昨年末に比べて2割程度減らす方針を固めた。スマホ向け液晶パネルについては、中国で躍進するスマホメーカー「シャオミ」向けの販売などが好調だったが、昨年末頃から中国市場で価格引き下げ競争が激化し、収益が悪化していた。

 シャープは2015年3月期の業績予想を下方修正するとしていて、赤字に転落する見通し。今後は、タブレット向けなどスマホ以外の販売先を増やし、液晶パネルの収益拡大を目指したい考え。