父vs娘 大塚家具の株主総会始まる
大塚家具の経営権を巡る父と娘との対立が27日の株主総会で決着する。東京・江東区にある大塚家具の本社前から広芝学記者が中継。
27日、勝久会長が午前8時すぎに自宅を出て、久美子社長は午前7時半には本社に到着した。株主も次々と会場に入っていった。27日の株主総会は勝久会長の退任を求める「会社提案」と、久美子社長の退任を求める「株主提案」のどちらが株主に信任されるかが焦点。
これまで久美子社長側は大塚家具の資産管理会社やアメリカの投資ファンドの支持で20%を超える議決権を確保、一方、勝久会長側は自らの19%の議決権に加え、取引先などこれまでに28%を超える議決権を固めたと見られている。
総会で会社提案が信任された場合久美子社長は引き続き社長として総会後に会見を予定しているが、仮に勝久会長側の株主提案が信任された場合、総会が終了した時点で久美子社長は退任することになる。株主に選ばれるのはどちらの提案かギリギリの攻防となっている。