大和ハウス工業が、建設現場での作業を軽減するロボットスーツの投入を発表した。

　大和ハウスが国内の建設現場への投入を発表したのは、重い物などを持ち上げる際などに体への負担を軽くするロボットスーツ。このロボットスーツはロボットベンチャー企業の「サイバーダイン社」が開発・製造したもので、体を動かそうとする脳の信号を皮膚に取り付けた小型センサーで読み取り、動作を補助する。５段階の調整により腰への負担を最大４０％軽減し、装着したまま約３時間の作業が可能。

　来月から実証実験を開始し、来年５月にも建設現場での運用を予定している。大和ハウスは、深刻化する国内の建設現場の職人不足や高齢化対策に役立てたい考え。