ガザ地区停戦で人質3人解放 パレスチナ人90人も釈放 ネタニヤフ首相「交渉決裂なら戦闘再開」
パレスチナ自治区ガザ地区での停戦を受け、イスラム組織ハマスに拘束されていた人質3人とイスラエルに拘束されていたパレスチナ人90人が釈放されました。
ハマスが解放したのは24歳から31歳の女性3人です。停戦合意に基づき、19日人質3人が赤十字国際委員会に引き渡されました。
3人の健康状態は良好でおよそ1年3か月ぶりに家族との再会を果たしました。今後、一週間ごとに数人ずつ解放され最初の6週間でおよそ100人の人質のうち、33人が解放されることになっています。
一方、交換条件としてイスラエルに拘束されていたパレスチナ人90人も釈放されパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区で多くの人に出迎えられました。
ハマスによりますと今回釈放されたのは、女性69人と10代の少年21人だということです。
ロイター通信などはイスラエル人の人質解放とあわせおよそ2000人のパレスチナ人が釈放されることになっていると伝えています。
ただ、イスラエルのネタニヤフ首相は今後の交渉が決裂するなどした場合、戦闘を再開するとしていて、停戦がどこまで続くかは予断を許さない状況です。