ガザ地区の停戦始まる ハマスは人質のうち3人を解放
パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘をめぐり、19日、イスラエルとイスラム組織ハマスとの間で停戦合意が発効し、人質の女性3人が解放されました。
停戦は予定よりおよそ3時間遅れで発効しました。イスラエル軍はこの間にガザ地区を攻撃し、地元当局は19人が死亡したとしています。
合意では、最初の6週間でガザ地区に拘束されているおよそ100人の人質のうち、33人が解放されることになっています。
19日には24歳から31歳までのイスラエル人女性3人が解放され、赤十字国際委員会に引き渡されたあと、イスラエル国内に移動しました。3人の健康状態は良好だということです。
今後、1週間ごとに数人ずつ解放される予定で、イスラエル側も拘束していたパレスチナ人を釈放します。
6週間の停戦期間中に残りの人質を解放する第二段階に向けた協議がおこなわれる予定ですが、イスラエルのネタニヤフ首相は「必要ならば戦闘を再開する」と強硬な姿勢を崩しておらず、停戦がどこまで続くか、予断を許さない状況です。
最終更新日:2025年1月20日 6:40