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東電と中部電“火力発電”新会社設立を発表

2015年4月15日 17:31
東電と中部電“火力発電”新会社設立を発表

 東京電力と中部電力は15日、火力発電事業などを行う新会社を今月設立すると発表した。新会社の名前は「JERA」で、東京電力と中部電力が50%ずつ出資して、今月30日に設立する。

 新会社は、火力発電所の新設や建てかえ、LNG(=液化天然ガス)の調達などを共同で行うためのもの。提携によるスケールメリットを生かし、燃料を大量に購入することで調達コストを削減し、電気料金を抑えることなどが狙い。また、海外での発電事業の開発も行い、国際競争力を強化する。既存の火力発電事業などの統合については、東京電力の経営改革の進展や、今回の提携の成果を確認しながら、2017年春ごろに判断するとしている。

 東京電力は、新会社の事業で得た利益を福島の復興にも役立てたいとしている。