“不適切会計”東芝、3月末時点の配当無配
東芝は、2015年3月期の決算発表が6月以降にずれ込む見込みで、株主への利益剰余金の配当手続きが期限に間に合わないため、3月末時点での配当を無配とすると発表した。
東芝は、2013年度の一部インフラ関連の工事で不適切な会計処理を行った可能性があることを4月に発表していて、特別調査委員会による調査を進めていた。この調査の過程で、工事のコストが実際よりも低く見積もられていたことが判明し、決算の修正を行う可能性が出ている。
このため、2014年度の業績予想については未定として、今後の調査については利害関係のない第三者委員会に引き継ぐこととした。
東芝は「信頼回復に向けて全力を尽くす」としている。