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バター1万トン、追加輸入へ 農水省

2015年5月27日 22:22
バター1万トン、追加輸入へ 農水省

 今年度もバターの生産量が足りなくなる見通しとなったことを踏まえ、農林水産省は27日、過去最大となる、バター1万トンを追加輸入すると発表した。

 これは、生乳生産者団体などで作られる「Jミルク」が、今年度のバターの生産量が需要を7100トン下回る見通しだと公表したことを受けたもの。農水省は今年の夏が猛暑となった場合、暑さで牛がダメージを受け、生乳の生産が減ることなどを考慮し、不足分を上回るバター1万トンを追加輸入すると発表した。1回の輸入量としては、過去最大。

 最も需要が増えるクリスマスに向け、10月末までに輸入し、10月中にまず8000トンを乳業メーカーなどに売り渡し、残りの2000トンについては、需給状態を踏まえて売り渡し時期を決める方針。