ドイツで開かれていたＧ７（＝先進７か国財務相・中央銀行総裁会議）が閉幕した。参加各国はＡＩＩＢ（＝アジアインフラ投資銀行）について、「国際基準に沿った運営が必要だ」との考えで一致した。

　Ｇ７では、資金繰りに行き詰まりが見られるギリシャの債務問題について意見交換が行われたほか、中国が主導して来月末の協定締結を目指すＡＩＩＢについて設立に向けた交渉状況が確認された。

　ＡＩＩＢについて日本はこれまで、融資条件の透明性や審査の公平性などを求めている。会議ではイギリスなど交渉参加国からはＡＩＩＢ設立に向けた交渉で融資や審査について世界的な基準に近づきつつあるとの説明があり、ＡＩＩＢが国際的な基準で運営されることが必要だとの認識で一致した。