サービス業の生産性向上へ協議会立ち上げ
政府は、「稼ぐ力」の強化に向けてサービス業の生産性を上げるため、異業種での連携を推進する協議会を立ち上げた。
この協議会は、労働力が今後減少する中で、GDP(=国内総生産)の7割を占める小売業や飲食業などサービス業に製造業のノウハウを取り入れ、「ムリ」や「ムダ」をなくして生産性を向上させることがねらい。18日の会議では、内視鏡検査が2週間待ちだった病院でトヨタ自動車の業務効率化のノウハウを取り入れ、検査室のレイアウトや看護師の待ち時間を削減することなどで、検査の対応人数を10%増やした事例などが紹介された。
今後、飲食業や宿泊業など分野ごとに勉強会を開いて、生産性の向上をサービス業全体に広げることを目指す方針。