候補にデルタ…スカイマーク支援で駆け引き
民事再生手続き中の航空会社スカイマークをめぐり、最大の債権者であるアメリカの航空機リース会社イントレピッド・アビエーションが、アメリカのデルタ航空をスポンサーの候補とすることを発表した。
デルタ航空・森本大日本支社長「スカイマークが独立した“第三極”を維持されるのは、非常にスカイマークにとっても私どもにとっても有用なことだと考えています」
スカイマークをめぐっては、スカイマーク側が、ANAホールディングスなどを共同スポンサーとする再生計画案をまとめているが、イントレピッドは、ANAの支援に反対して、海外の航空会社をスポンサーとする別の案を提出していた。
イントレピッドは、自らの再生計画案が来月5日に開かれる債権者集会で可決されるなどの条件が整った場合、届け出債権のうち300億円の債権を取り下げることも説明した。これにより債権者に対する弁済条件を向上させて、支持を得たい考え。
また、スポンサー候補となったデルタ航空の森本日本支社長は、サービスの向上やマイレージの提携などで、スカイマークを支援する考えを示した。