急きょ“最難関”知的財産めぐり全体会合
アメリカ・ハワイで行われているTPP(=環太平洋経済連携協定)の閣僚会合は2日目を迎えた。日本時間30日午前10時前からは急きょ、全体会合が始まったもよう。現地から反町礼記者が報告。
閣僚会合は2日目となったが、先ほど急きょ全体会合が始まった。最も難しい課題とされる知的財産について話し合っている。
甘利経済再生担当相「今回を最後の閣僚会合にできるよう、各大臣としっかりと議論をしていきたい」
2日目の交渉はまず、2国間での協議から始まった。日本はシンガポール、マレーシアと相次いで協議を行い、最終的なツメを行った。そしてつい先ほど、急きょ12か国による閣僚の全体会合が始まったとの情報が入った。話し合っているテーマは、今回の会合で最も難航している知的財産の分野についてで、特に新しく開発された薬のデータを何年保護するかで、10年程度を主張するアメリカと、5年以下を主張する新興国との間でまだ開きがあり、合意への足かせとなっている。
30日の会合でどこまで歩み寄れるかが注目される。