シャープ 希望退職に3234人
経営を立て直しているシャープは、9月末で3234人の退社が決まり、この人員削減によって、今年度、固定費150億円の削減効果を見込むと発表した。
シャープは、経営立て直しに向けたコスト削減のため、45歳から59歳の従業員を対象に希望退職者を募集していたが、これに3234人が応募し、9月末に退職することが決まった。これに伴い、退職金などの費用で243億円の特別損失を計上するが、今年度、150億円の固定費削減効果を見込む。
シャープは、液晶事業などの不振から、昨年度、2000億円超の最終赤字に陥り、金融機関から支援を受け経営を立て直している。今年度、グループで800億円の営業黒字を目指す中、主力の液晶事業についても、売却や他の企業との資本提携も含めて検討を行っている。