2度延期…東芝決算378億円の最終赤字に
東芝は7日、不正な会計処理の発覚でこれまで2度、延期していた2014年度の決算を修正して発表した。
東芝は決算発表を3か月間延期し、8月末に行う予定だったが、8月18日以降、新たに不正な会計処理が疑われる事案が発生し、さらに、一週間延長するという異例の事態となっていた。
東芝は8月の発表で過去7年間の税引き前損益で下方修正が必要な額を合わせて2130億円と見込んでいたが、さらに修正した結果118億円増え、合わせて2248億円の下方修正となった。また、東芝の2014年度の最終損益は当初予想していた1200億円の黒字から一転して378億円の赤字となった。
東芝は7日夕方にも、改めて決算や今後の新体制についての会見を行う予定。