日中韓、農業分野“密接協力”で共同声明
3年ぶりに開かれた、日本、中国、韓国、3か国の農業相会合は、農業の分野で密接に協力し合うことなどをうたった共同声明を採択して、13日に閉幕した。
農業相会合は、日中韓それぞれの国の農業が高齢化や規模縮小といった共通の課題があるという認識で一致し、食料の安全保障を確保するために、農業の貿易を促進することや、科学技術協力を進めることを決めた。
林農水相「(協力強化で)この地域の農業の持続的成長と食料の安定供給に貢献していく上で大きな意義がある」
また、農業相会合では、鳥インフルエンザなどの動物疾病で協力し合うことを盛り込んだ初めての覚書が交わされた。日中韓の農業相会合は、日本との関係が冷え込んだこともあって3年ぶりとなったが、次回の会合は中国で来年、行われる見通し。