8月貿易収支、5か月連続で赤字に
今年8月の日本の貿易収支は5か月連続で赤字となった。
財務省が発表した8月の貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5697億円のマイナスで5か月連続の赤字となった。
輸出額は、アメリカ向けの自動車や台湾向けの電子部品などが増えたことから去年の8月に比べて3.1%増えて5兆8815億円となった。しかし、中国向けの輸出は中国の国内経済の減速を背景に自動車の部品などが減少し、6か月ぶりのマイナスとなっている。
一方、輸入額は原油価格の下落で原油や液化天然ガスの輸入額が減ったことなどから、3.1%減って6兆4511億円となっている。
財務省は先行きについて、海外との貿易は内外の経済情勢や原油価格の動きに影響を受けるため注視していくとしている。