上半期の貿易赤字 前年同期比77%減
今年上半期の貿易収支は原油価格の下落などにより、去年の同じ時期に比べて赤字額が大きく減少した。
財務省が発表した今年上半期の貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は1兆7251億円の赤字となった。赤字は9期連続だが、過去最大の赤字となった去年の上半期に比べて77%余り赤字額が減少した。
赤字額が大きく減ったのはアメリカ向けの自動車や、ベトナムや香港向けのスマートフォン部品などの輸出が伸びた一方、原油価格の下落に伴い、サウジアラビアなどからの原油の輸入額が大きく減ったことが要因。
また、6月単月の貿易収支も原油価格の下落を背景に輸入額が減ったことなどから、去年の6月に比べて赤字額を縮小している。