三菱自動車 米国での自動車生産から撤退へ
三菱自動車がアメリカでの自動車生産から撤退する方針を固めたことがわかった。
三菱自動車は、アメリカ・イリノイ州にある多目的スポーツ車を製造する工場での生産を打ち切る方針を固めた。これによりアメリカでの自動車生産から撤退することになる。
三菱自動車はアメリカでの販売が伸び悩んでおり、この工場では約12万台の生産能力に対し、去年は6万4000台しか生産していなかった。三菱自動車は2012年にオランダの工場を売却するなど世界的な生産体制の見直しを進めており、今後はタイやインドネシアなど東南アジアに生産拠点をシフトし、需要が見込める新興国での販売強化を図る方針。