去年以降、牛丼の値上げを発表してきた牛丼チェーン大手３社が、相次いで期間限定での値下げを実施する。

　ゼンショーホールディングスが運営する「すき家」は２９日から来月８日まで、「牛丼並盛」を通常価格の３５０円から２９０円に値下げする。その他の牛丼類についても全品６０円引きで販売するという。

　一方、「吉野家」は来月１日から７日まで西日本地区限定で「牛丼並盛」３８０円のところを３００円で販売。「松屋」も来月１５日から２２日まで主力の「プレミアム牛めし並盛」を３８０円から３３０円に値下げする。

　大手３社は牛肉の価格高騰などを受けて牛丼を値上げしてきたが、客足に影響が出たため、今回の期間限定の値下げキャンペーンで反応をみる狙いもあるとみられる。