「世界初」が76台!東京モーターショー
2年に一度の自動車の祭典「東京モーターショー」が、報道陣に公開された。
今回の東京モーターショーでは、「ワールドプレミア」と呼ばれる世界初公開の車が76台発表され、28日午後には自動運転機能を備えた水素で走る未来の高級水素自動車も登場した。
発表の先陣を切ったのはマツダだった。車離れが進んでいる若者も取り込もうと、独自の「ロータリーエンジン」を搭載した最新のスポーツカー「RX-VISION」を披露した。
今回、特に注目されているは自動運転技術だ。日産が世界初公開した未来の自動運転車「Nissan IDS Concept」は、カメラやレーダーセンサーによって道路の状況や障害物、車の位置などを検知し、「目的地まで完全な自動運転が可能だ」としている。
その他、国内や海外のメーカーから未来の自動運転を想定した車や技術が数多く展示されている。
一方で、環境への負担が少ないエコカーにも注目されている。トヨタは水素で走り自ら発電した電気を外部にも供給できる未来の燃料電池車「FCV PLUS」を披露。ホンダも今年度中の発売を予定している5人乗りの燃料電池車「クラリティ Fuel Cell」を世界初公開した。
今回のモーターショーは、夢のような車よりも近い将来の実用化をにらんだ展示の印象が強く各メーカーの本気度が伝わってきている。
「東京モーターショー2015」は10月30日(金)~11月8日(日)、東京ビッグサイト(東京・江東区)で一般公開される。