原宿・表参道に“期間限定店”が多いワケ
“流行の発信地”原宿・表参道エリア。ファッションやグルメの最先端でもあるこのエリアを歩いてみると「期間限定ショップ」がたくさんあるのがわかります。なぜ、原宿・表参道で「期間限定」なのでしょう?
■原宿でおみそ汁のワケ
原宿にあったのは、味噌(みそ)メーカー・マルコメの期間限定ショップ「かわいい味噌汁屋さん」。なぜ、この場所に出店したのでしょうか。
マルコメ株式会社・尾田さん「期間限定によって、やはり特別感っていうのが出ますので」
認知度を上げるため、味噌汁が一番おいしく感じる冬限定で、値段は一杯100円です。メニューは、若い女性に人気の三戸なつめさんが監修。「竹下通り味」や「裏原宿味」などユニークな名前も。「表参道味」を注文してみると、意外な質問が―
店員「ポップコーンはトッピングしてよろしいですか?」
なんと味噌汁にポップコーン。表参道で今、ポップコーンが人気だからだそう。その味は―
玉木キャスター「バターのコクがしっかりしてて、ベーコンも入っているので、その脂の味も出ています。あと、このポップコーンが結構いいアクセントになってますよ」
調べてみると、以前にもこのエリアは「うなぎパイ」のカフェや「午後の紅茶」のかき氷店などが出店していたそう。いったい、なぜ原宿・表参道に期間限定ショップなのでしょうか。さらに調査してみることに。
■“期間限定”で話題性アップ
森永のチョコレート「ダース」の期間限定ショップを訪ねました。「ダース」は10代の若者に人気のチョコレートですが、20代や30代の女性の心もつかみたいと高級デザート風にアレンジ。ゆずの香りがきいた爽やかな風味のチョコレートや、ドライフルーツとナッツが入った具だくさんのチョコなどを用意しました。期間限定なのはなぜでしょう。
森永製菓・岡本さん「凝縮して情報を発信したい。その方がニュース性があると思っています」
流行の最先端が集まるエリアで話題性のあるニュースを発信したい。そんな狙いが原宿・表参道の期間限定ショップにはあるようです。
■手応えをつかむための“期間限定”
続いてはファッションビル「東急プラザ表参道原宿」へ。期間限定は地域性に合っているといいます。
東急プラザ表参道原宿・松井さん「原宿表参道というと、新しいものを求めている人が数多くいらっしゃいますので」
こちらのビルにも「期間限定ショップ」のためのスペースがありました。今の期間は、ハンドメイドのアクセサリーのお店が出店。個性的なネックレスなどが人気のこのお店は、すでに池袋に店舗があり、女性に評判のお店です。表参道に出店したワケは?
杉本さん「ここで売り上げを叩きだして、これから常設店にしていくっていう夢じゃないですけど」
原宿・表参道に常設店を出すという夢のため、期間限定ショップはその第一歩となるようです。お客さんの反応がダイレクトに伝わってくるのもこのエリアの特徴のようですね。
詳細情報はOha!4ホームページをご覧下さい
http://www.ntv.co.jp/oha4/research/75494.html