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NYダウ 原油先物上昇などで228ドル高

2016年2月23日 8:30
NYダウ 原油先物上昇などで228ドル高

 22日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、原油先物価格の上昇を受け、ほぼ全面高の展開となり、ダウ平均株価は前週末終値比228ドル67セント高の1万6620ドル66セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も66.18ポイント上げ、4570.61だった。

 この日、株価を大きく押し上げた要因は原油の価格だった。週末のロシア担当閣僚の発言によって主要産油国による増産凍結の協議がまとまって、需給バランスが改善されるのではないかとの観測が高まったことで、ニューヨーク商業取引所の原油先物価格は6%余り上昇し、1バレル=31ドル48セントとなった。

 さらに、アジアやヨーロッパの株式市場が上昇したことからニューヨーク株式市場もほぼ全面高の展開となり、ダウ平均株価の上げ幅は一時、270ドルを超えた。

 市場関係者は「今週、中国で開かれるG20(=主要20か国・地域)財務相・中央銀行総裁会議で世界経済の成長に向けた何らかの方針が出るという期待感も株価を押し上げている」と話している。