NY株158ドル安 原油先物価格が下落で
2日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は原油の先物価格が下落したことから売り注文が広がり、ダウ平均株価は大きく値を下げた。
2日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前の日の終値から158ドル67セント値を下げ1万7729ドル68セントで取引を終えた。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は33.09ポイント下げて5123.22だった。
この日のニューヨーク株式市場では原油の先物価格が下落しエネルギー関連株を中心に売り注文が広がった。さらに、下落要因となったのはアメリカの中央銀行FRB(=連邦準備制度理事会)のイエレン議長の講演。イエレン氏は「景気が順調に回復している」との認識を示した上で年内に「利上げ」に踏み切る可能性に改めて触れた。このことで市場には警戒感が広がり、さらなる売り注文へとつながった。
市場関係者は「マーケットでは利上げは織り込み済みとなってきて注目はどれくらいのペースで行うかに移ってきている」と話している。